アトピー肌のスキンケア方法

アトピー肌のスキンケアとは
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アトピー肌のスキンケアと改善方法

アトピーとは

アトピー性皮膚炎は、異物から身体を守る免疫機能が過剰に働くことによって起こります。普通の人が反応しない刺激(アレルゲン)に対して、免疫機能が敏感に反応することで、かゆみや発疹があらわれます。アトピー体質になってしまうきっかけは人それぞれです。幼少のころからアトピー体質だったという人もいれば、大人になってからアトーピーになり症状が出る人もいます。アトピーの原因は、遺伝的要因、環境やストレスなどによる体内常在菌のバランスの崩れ、化粧品や日用品による皮膚バリアの破綻など、いろいろ考えられます。また人によってはいくつもの要素が複合的に組み合わさってアトピーを発症する場合もあります。

 

アトピー肌の肌状態は?

通常、肌の表皮は新陳代謝を繰り返し、約28日周期で新しく生まれかわります。基底層で表皮細胞が生まれ、ゆっくり時間をかけて表皮細胞が上へ上へとおしあげられ、表皮細胞が死んで角質細胞になり、最後は垢となって剥がれ落ちます。この仕組みを「ターンオーバー」といいます。

 

ところが、アトピーが原因で皮膚の炎症が続いたり、乾燥により肌が傷ついていたりすると、基底層の熟成が進まないうちに新しい皮膚が上がってきてしまいます。その肌は、未成熟で、バリア機能のない状態の無防備な皮膚ですから、当然異物も通してしまうし、保湿成分がまったくありません。するとあっという間に乾燥が進んで、肌表面が白い粉を吹いたようになったり、かゆみが生じます。また、細菌にも感染しやすくなり、炎症が出たりもします。これが慢性化すると、肌は次第にザラザラし、ゴワゴワと厚くなってしまいます。

 

アトピー肌はセラミドの補給をしよう

健康な肌は角質細胞が規則正しく並び、その間を細胞間脂質と水分が十分に満たしている状態ですが、アトピー肌や敏感肌の場合、皮脂膜が薄く、角質細胞がはがれていたり隙間があります。そして、セラミドの量も極端に少なくなっている傾向にあります。皮脂膜が薄いと肌の水分が蒸発しやすく、アレルゲンとなる異物も体内に侵入しやすくなります。またセラミドが少ないと肌に十分な水分が蓄えられません。つまり肌の表面と内側の2つの保水機能が十分に働いていない状態なのです。

 

乾燥は肌の大敵です。対策としては、保湿を徹底的に行うのが一番です。あわせて、セラミドの生成を促す食事をとりましょう。セラミドの生成を促す食品は、玄米、鯖、マグロ、ぶり、カツオなどの魚類、鳥のささみ、こんにゃくなどです。アトピーや敏感肌で悩んでいる方は、これらの食品を意識して食べると、肌の内側の保水力を高めることができます。

 

アトピー肌のスキンケア

アトピー体質の人の皮膚は、症状が出ていない時でも刺激に対して敏感な状態です。ゆだんしないで、適切なスキンケアでバリア機能をキープしましょう。

 

スキンケアの基本は適度な清潔です。皮膚の表面についている皮脂などのカス(垢)や汗、ほこり、日焼け止めの成分などを、刺激の少ない洗浄料とぬるま湯で洗い流します。メイクをしているときには、まず洗顔の前にメイククレンジングで落とします。

 

皮膚を清潔に保つことは重要ですが、適度にというところがポイントです。きれいに洗おうと思い込んで、薬用せっけんでゴシゴシ洗ったりすると、皮膚の表面が乾燥しすぎて症状も悪化します。ふだんは1日1回入浴し、朝起きた時と、外出から帰った時に洗顔をする程度で十分です。ただし、汗をかいたときや夏の朝などは、できればシャワーで洗い流してください。汗をかいたままにしておくことは、アトピーを悪化させる原因になります。

 

体は柔らかい木綿のタオルかガーゼ、それか手のひらで洗うようにします。石鹸やボディーシャンプーをよく泡立てて洗います。ナイロンタオルやスポンジ、ボディブラシを使うと皮膚を傷つけてしまうので避けます。傷んだ皮膚からは、洗浄料に含まれている香料や界面活性剤などが入りやすくなり、炎症の原因になることもあるからです。そして、髪や顔、体についた洗浄料はていねいに洗い流します。特に、髪の生え際は洗顔料をすすぎ残しやすいので注意が必要です。

 

バスタブにつかるときは、熱いお湯に入らないで、38〜39度のお湯に20分以内が目安です。保湿入浴料を入れてもいいでしょう。出るときはぬるま湯のシャワーを全身に浴びて、ほてりを冷ましてから、清潔な柔らかいタオルで押さえるようにして水分を拭き取ります。

 

アトピーの皮膚は入浴後、あっという間に乾燥してしまうので、入浴後できるだけ5分以内の保湿ケアが大切です。できるだけ早く、体が乾きほてりがおさまったら保湿薬を塗ります。その理由はアトピーの皮膚でも入浴直後は角層水分で膨らんでいるため、保湿薬が角層に浸透しやすいからです。

 

症状の程度により外用薬と保湿薬をぬり分け、中等度以下のときには、いつもの化粧水や乳液を重ねます。肌の調子がよくなって、外用薬が必要なくなったら、様子を見ながら保湿薬を保湿用化粧品に切り替えてもいいです。夜の入浴後にしっかりと保湿はもちろんですが、保湿薬の上にメイクをする場合でも、やはりしっかりと保湿をしたほうが皮膚のトラブルの予防になると同時に、ファンデーションがきれいに伸びます。症状が軽いときには、保湿用化粧品だけでもいい状態をキープできるようになります。

 

アトピーのスキンケアは清潔保湿のスキンケアが大切な治療の一環になります。

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