唇のカサカサの原因とケア
唇がカサカサして口紅もきれいにのらないし、とても気になるときってありませんか?
唇の乾燥は、肌の乾燥と同じように体調や食生活の問題も関係しているそうです。
それでは、乾燥しがちな唇はどのような構造をしているのでしょうか?唇は、皮膚ではなく口腔粘膜に近い構造をしています。粘膜は汗腺も皮脂腺もほとんどありません。また、角質層もとても薄いので乾燥しやすいです。だから、自分の力で水分や油分の調整をすることが難しいので、冬の乾燥した冷気や紫外線、栄養や水分の不足、摩擦などの影響をまともに受けます。だからとてもあれやすく、すぐにカサカサしてしまうのです。
唇がカサつくと、ついつい舌でなめてしまう人がいますが、唾液は唇のあれを余計ひどくしてしまいます。
皮がめくれて口紅がキレイにのらないからと、皮をむいてしまう人もいますが、これもダメです。無理に剥がすと傷んでいない皮まで剥がしてしまうことになりかねません。このようなときは、皮を剥がさずに、唇の表面に乾燥を防ぐ人工的な保護膜を張ってあげましょう。普通はリップクリームで充分ですが、乾燥がひどいときはワセリンがおすすめです。リップグロスや落ないタイプの口紅は刺激が強いので、あれているときは控えましょう。口紅は、敏感肌用のものであれば、リップクリームを塗った上から使っても大丈夫です。ただし、落とすときに専用リムーバーでふいたりティッシュペーパーでこするのはやめましょう。
それでも乾燥がおさまらないときは、保湿として、粘膜修復作用があるハチミツかワセリンをたっぷりつけて、ラップパックを試してみてください。肌が柔らかくなっているお風呂上がりにおこなうと、より効果的です。
また、唇のまわりがあれたり、口角が切れやすい人は、外的要因よりも内的なもの、とくに疲れやストレスやビタミン不足が考えられます。一度、生活を見直して、改善をしましょう。
ビタミンはサプリメントより食事で摂るほうが理想的です。とくに緑黄色野菜を積極的に摂るように心がけましょう。寝不足やストレスによる免疫低下も関係することがありますので気をつけてください。
しっとり唇になるための正しいケア
@ハチミツとワセリンを半分ずつ混ぜたものを唇にたっぷり塗ります。
Aサランラップの真ん中に空気穴をあけたものを唇に包み込むようにしてみます。このまま5分ほどおいておきます。