シミの予防と上手なケア方法
どうすればシミは薄くなってくれるの?シミを消す!?
できてしまったシミを消す・薄くするには、やはり美白化粧品です。でも美白化粧品が、すべてのシミに万能というわけではないことを覚えておきましょう。それぞれの機能や、バランスを考えたお手入れが、大切ですよ。
美白化粧品といっても、成分によって肌への作用も違います。美白成分には大きく分けてシミのもとになるメラニンを「作らせない」「薄くする」「排出させる」などの3タイプです。自分の肌やシミのタイプに、どれがいちばんいいか、1カ月を目安に試してみて、肌と相談しながら選びましょう。
できてしまったシミには、スティックやスポットタイプなどのシミ直撃美容液で、ピンポイントのケアをして。もちろん顔全体の美白ケアをして、肌の美白力を高めてあげたあとに、集中部分ケアをするのが効果的です。クリームやスティック状の美容液など、シミを集中ケアする美白化粧品を使うときは、シミ部分に剤をピンポイントに置いたあと、指でじんわりなじませましょう。
美白成分が肌にきちんと届いているかの最初の目安は、まず1カ月です。肌のターンオーバーである28日を目安に様子を見て、なにか変化を感じられるようなら、2カ月、3カ月と続けてお手入れをしましょう。また、年代に合わせて、シミのできやすい部分を重点的にお手入れするのもおすすめです。シミのできやすい部分は、20代は口の周り、20代後半〜30代前半は、目の周りや鼻や口などの顔の中心部分、30代後半〜40代は顔の中心部分が濃くなり、額やほおにも淡いシミができやすい、50代はほおを中心にシミが濃くなってきます。ただし、シミには消えるシミと消えないシミがあることも覚えておいてください。できて浅いシミや輪郭のぼやけている茶色っぽいシミなら消える可能性ありです、できてしまって何年もたっているシミや突起のあるシミは消えません。
シミを作らない、増やさない予防が大切
シミを新たに増やさないようにするには、UVケアは必須です。うっかり忘れないためにも、これからは、UVケアは朝のスキンケアと1セットと考えましょう。もっとも紫外線があたりやすく、シミのできやすいほお骨付近は、日焼け止めを二度、三度塗り。目頭と鼻のわきのくぼみや鼻筋、髪の毛で隠れている耳の後ろやこめかみも忘れずに塗りましょう。
メイク直しの時の日焼け止めは、ファンデーションの上からつけます。まずはファンデーションがムラになっていないか確認したあと、日焼け止めを手のひらに広げて、ハンドプレス。ほお骨など気になる部分は、指の腹で重ねづけを。その上からファンデーションで整えてメイク直し終了です。
紫外線は、夏だけ注意すればいいわけではありません。1年を通して肌に届いてダメージを与えます。なかでも春から秋、4月〜9月が一番多く、1年間のうちの70〜80%がこの時期に降り注ぐといわれています。また妊娠中や生理前は、女性ホルモンの変動でシミができやすい肌環境となっているので、意識して気をつけましょう。
夏の紫外線対策もこれで完璧
帽子
できればツバがある帽子がいい。ベストなのは、外側が白で内側が黒のツバ帽子
服
紫外線をカットするポリエステル素材が一番。白い服は紫外線を通しやすく、顔などにも反射させるので、黒っぽい服を着るとよい。
サングラス
日差しが強いときには、サングラスをするといい。UVカット加工が施してあって色が薄いレンズのものがいい。
日傘
色は、白よりも黒がベターです。でも一番きをつけることは持つ位置です。顔にできるだけ近づけて持つといいです。
気になるシミは、とりあえずなかったことに!メイクで隠そう
シミをメイクで上手に隠すには、下地のあと、ファンデーションの前にコンシーラーでシミ補整を。完璧コンシーラー使いは、2段階。まずちょっと濃いめのコンシーラーで塗り、パウダーで軽く押さえ、次に肌の色にあった明るめのコンシーラーでカバーして、最後にまたパウダーを重ねてみて。重ねることで、色も自然にカバーできるし、シミ部分のメイクも崩れもしにくくなる。
化粧下地は、ファンデーションのつき・もちを高めてくれる力強い味方です。最近では、日焼け止め効果のあるものだけでなく美白効果のある下地まで出ています。さらにパール効果などで、肌をきれいに見せることで、シミを感じさせない肌を演出することもできます。自分の肌、そしてファンデーションに合った下地を探して利用してみましょう。
ファンデーションの色は、白くみせようとして白を選びがちですが、逆にシミが灰色に浮き出て目立ってしまうこともあります。コンシーラーで上手に隠すか、コンシーラーなしの場合は、肌色よりちょっとダークな色を選ぶと上手にシミをかくすことができますよ。
体の中からもケア
ビタミンCは、シミのもとメラニンを無色化するのに効果的です。さらに肌の大敵です。活性酸素の生成も防いでくれたり、ハリ・ツヤに欠かせないコラーゲンの生成も助けてくれる、美肌の味方なのです。
ビタミンCの多い食品
いちご、みかん、赤ピーマン、ブロッコリー、キウイ、芽キャベツなど
食べるときの注意ポイント
○熱に弱いので、加熱は手早く。
○水溶性ビタミンなので洗うときも手早く。
○一度にとりだめができないので、こまめに摂取。
シミの予防とケア関連ページ
- シミの原因
- シミの原因について紹介しています。シミの最大の原因は紫外線によるダメージです。その他にもシミの原因はさまざまです。シミの種類によりそれぞれに原因が違うので間違ったケアをするとかえってシミが濃くなるなど肌トラブルを起こしたりするので注意してください。シミの原因を知り、シミをつくりにくくする体になりましょう。
- シミの種類と対策
- 多くの女性が気にするシミには、原因やでき方によっていくつか種類があります。シミが気になり始めたらどんなケアをしますか?まずは自分のシミの種類を判別して、シミのタイプに合わせたお手入れや治療をしましょう。
- 皮膚科でできるシミの治療
- 皮膚科でできるシミの治療法を紹介しています。シミの治療方法は、レーザー、フォトフェイシャル、ピーリング、レチノイン酸ケアなどいくつかあります。信頼できる医師のもとで、自分の肌の状態にあった治療を受けましょう。
- 美白化粧品でシミは消えるの?
- 美白化粧品のシミに対しての効果について解説しています。美白化粧品は、予防的に使うといいです。美白成分がきちんと含まれている化粧品を選びましょう。美白化粧品は、シミのできている部位だけでなく、顔全体に使いましょう。